上越市大潟区の柳澤商店が事業停止 自己破産へ 負債総額1億4000万円

新潟県上越市大潟区土底浜の農業機械小売り、ガスコックバルブ、水道バルブ加工の「株式会社 柳澤商店」(資本金1200万円、従業員20人)が2016年12月22日までに事業を停止し、弁護士に事後処理を一任して自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク上越支店によると、負債総額は約1億4700万円とみられる。

柳澤商店は1929年(昭和4年)6月創業、55年6月に法人改組された農業機械小売店で、65年頃からガスコックバルブ、水道バルブなどの加工も行っていた。

しかし、農家の設備投資の冷え込みや高齢化、後継者不足による販売先数の減少などを背景に、農業機械小売りでの売上が低迷し、2015年12月期の年売上高は約2億円にとどまり、収益面では欠損計上となっていた。財務内容も、長年の欠損と設備投資のための借入金から債務超過となっていた。