新潟県上越市内で2020年4月7日、新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたことを受け、市は同日、市役所木田庁舎内に「健康相談コールセンター」を設置した。初日7日は132件、2日目の8日は夕方までに85件以上の相談や問い合わせなどが寄せられている。
新型コロナウイルス感染症の症状や不安、感染予防などについて市民からの相談に電話で応じている。開設初日の7日は午前11時から午後8時まで対応した。市健康づくり推進課によると、132件の電話のうち、最も多かったのは感染者の個人情報や行動履歴などを尋ねる内容だった。このほかは体調不良に関する不安や、感染予防に関しての質問なども多数あったほか、学校に関しての要望、経済支援の問い合わせなどもあったという。健康相談以外は各担当課が引き継ぎ対応に当たっている。
庁舎内の一角にコールセンター室を設け、保健師2人と事務職員2人の計4人が常駐し、市民の電話に応じている。センターは土、日曜、祝日も開設され、市の保健師50人と職員が当番制で対応する。市健康づくり推進課の田中靖子課長は「市民の皆さんの不安は大きいと思う。一人一人が自分のこととして行動、予防をしていただき、不安が少しでもあれば相談してほしい」と話している。
コールセンターは土、日曜、祝日を含む午前8時30分から午後5時15分まで。電話025-526-5111(内線1970、1971)。
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