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上越青年会議所は、雪の重みで折れた桜の枝を雪室で保管し、季節外れに花を咲かせて上越の「雪」と「桜」をピーアールする「雪月花プロジェクト」を進めている。2017年7月17日には、北陸新幹線の上越妙高駅西口の光のテラスに開花した桜を展示し、妙高の山々の眺望と夏に咲いた桜とともに雪室食品を楽しんでもらうイベントを開催する。
イベントは、邪魔者扱いされている雪の新たな活用と観光との融合を目指す同会議所・雪ブランディング委員会(立入真太郎委員長)が主催。今年2月に上越市安塚区と高田公園で集めた長さ約2メートルの桜の枝約10本を展示する。本来捨てられるだけだった桜が、雪の力により真夏に光のテラスで咲き誇る。
上越妙高駅西口のガラス張りの光のテラスから、夏に咲かせた桜と妙高山や南葉山などの山々、田園風景という、抜群のロケーションを楽しむことができる。
会場では、雪室で熟成させたジャガイモやニンジン、お茶など雪室食品の試食もある。
このほか、西口のコンテナを使った商業施設「フルサット」の唐揚げ料理を提供する「酉かつ」(鳥原克哉代表)では、コラボ企画として、米やジャガイモ、キャベツなど、雪室で熟成させた食材を使った定食を限定20食700円で提供する。ご飯のほか、鶏の唐揚げに付け合せとなるキャベツやコロッケなどに雪室食材を使用している。
また「フルサットカフェ」でも、当日限定の雪室スイーツセット(500円)を提供する。
同委員会の岡庭健吾副委員長は、「夏に咲く桜を見ながら雪室食材を味わえるイベントは全国初ではないかと思う。桜や雪は上越のシンボル。雪を有効活用している様子をぜひ、見てほしい」と話している。
時間は午前10時から午後5時まで。