太陽に向かってヒマワリ10万本満開 上越市南新保「つくしファーム 」

新潟県上越市南新保の「つくしファーム」のヒマワリ約10万本が見頃を迎えている。点在するヒマワリ畑のうち、メインの第2ファームや県道沿いは満開で、灼熱の太陽に向かって黄色い大輪の花が咲いている。2021年8月6〜12日は現地でつくし工房など福祉事業所の商品を販売する「ひまわりマルシェ」も開かれる。

満開となったつくしファームのヒマワリ
ヒマワリ①

ヒマワリの植栽は、川室記念病院や上越つくしの里医療福祉協会などを運営する「和・道医療福祉グループ」が、地元町内などの協力を得て2010年から行っている。2014年からはヒマワリから採れた種を使って食用ヒマワリオイルの製造を外部委託で始め、昨年には第2ファームに隣接して搾油施設「つくしひまわりステーション」を建設し、種の栽培から搾油まで一貫生産したオイルの販売を行っている。

植えられているヒマワリは搾油のための油糧用品種で、6月上旬に4か所の畑と約900㍍の県道沿いを合わせた面積約2haに種をまいた。今年は生育不良などもあり、例年より本数が少ないが、7月末から咲き始め、最も広い面積約0.7haの第1ファームもまもなく満開を迎える。

県道沿い約900mも見頃
ヒマワリ②

例年、音楽コンサートなどによる「越後ひまわり祭」を開催していたが、新型コロナウイルス感染防止のため、今年は密集しない形で行う。6〜12日は第2ファーム隣のつくしひまわりステーションで、つくし工房など福祉事業所の商品や冷たい飲み物などを販売するひまわりマルシェを開く。時間は午前10時から午後3時まで。

また近日中に、満開のヒマワリを上空からドローン撮影した動画を越後ひまわり祭のホームページで公開する。

ひまわり祭実行委員会は「満開のヒマワリを見て、癒やされていただければ」と話している。

▽越後ひまわり祭HP https://sites.google.com/view/etigo-himawari-festival/

つくしファームの第2ファーム