たにはま公園のドッグラン皮切りに 上越市の屋外施設 少雪で例年より早くオープン

今冬の暖冬少雪により、新潟県上越市が管理する屋外施設は、当初の冬期閉鎖期間予定より前倒ししての開放が始まっている。同市西戸野にある、たにはま公園のドッグランは、2019年3月9日から利用できるようになり、待ちわびた愛犬家たちが飼い犬との触れ合いを楽しんでいた。

暖冬少雪で2月中に積雪ゼロ

今冬は暖冬少雪で、上越市高田では、2月25日に積雪がゼロに。昨年より15日も早かった。市都市整備課では、雪解けが早まったことを受け、市が管理する公園など屋外施設を例年より順次前倒しして開放することにした。

たにはま公園ドッグランがオープン

たにはま公園のドッグランは、市民からの要望もあり、例年3月下旬までの冬期閉鎖期間を早め、3月9日から開放。ドッグランは無料で利用でき、小型犬専用とフリーエリアに分かれている。周りを柵で囲われているため、犬をノーリードで遊ばせることができる。初日から、愛犬を連れた飼い主が訪れ、晴天の下、犬との触れ合いを楽しんだ。犬同士も互いにじゃれ合うなどしながら、広々としたスペースで存分に駆け回っていた。上越市春日山2の女性(44)は「無料で利用できる広いスペースのドッグランは近くにないのでよく来ている。開放が早まって良かった。犬は大はしゃぎだった」と話した。

例年より早く今年の開放が始まった、たにはま公園ドッグラン
20190309市の屋外広場前倒し開放

イノシシ被害の多目的広場は今月中旬

一方、大型複合遊具などがあるたにはま公園の多目的広場は、イノシシに芝生が掘り起こされる被害を受け、現在、修繕工事を行っている。開放は3月中旬からの見通し。

高田公園「ふわふわドーム」は3月16日

本城町の高田公園内の芝生広場に昨年から設置された大型遊具「ふわふわドーム」も3月16日からのオープンを予定している。ふわふわドームは白い膜を山型に膨らませた遊具で、トランポリンのように飛び跳ねて遊ぶことができる。広場は既に残雪ゼロ。

新潟地方気象台によると、上越市高田の3月9日の最高気温は11.9度と平年より3度高かった。広場では、親子連れらがボールなどを使って楽しそうに遊ぶ姿が見られた。

たにはま公園ドッグラン

関連記事