季節外れのヒマワリ咲く 上越市板倉区に夏の名残

季節外れのヒマワリが、新潟県上越市板倉区南中島の県道沿いで約100mにわたって咲き誇っており、話題になっている。車を止めて写真を撮る人も見かけられる。

咲き誇る季節外れのヒマワリ(上越市板倉区南中島)
季節外れのヒマワリ1

南中島の小川洋一町内会長によると、ヒマワリは農地の景観形成を目的に国の補助金で植栽しているもので、10年ほど前から町内の保全会が植えて育てている。

毎年6月上旬に種をまき、7月に開花する。花が枯れた後は景観が悪くなるため、採種した後にトラクターで耕してしまうが、秋になって土の中に混じった種から再び自然に発芽した。10月半ばから咲き始めたという黄色い花は遠くからでも目立つ。

小川町内会長は「ドライバーの視界をさまたげないように背丈の低い品種を植えているが、秋の花は肥料をやっていないためさらに小さい。昨秋はほとんど咲かなかったが、今年は気候が暖かいせいでしょう」と話している。

通りかかるドライバーも目をとめる鮮やかなヒマワリの花
季節外れのヒマワリ2

上越市板倉区南中島