岩の原葡萄園の「マスカット・ベーリーA 2015」が最高賞受賞 日本ワインコンクール2017

国内で最も権威のある国産ワインコンクール「日本ワインコンクール2017」で新潟県上越市北方の「岩の原葡萄園」(棚橋博史社長)の「マスカット・ベーリーA 2015」が国内改良等品種赤ワインの部門で金賞を受賞した。併せて金賞の中でも最も優れている部門最高賞も受賞し、ダブル受賞となった。

最高賞を受賞した「マスカット・ベーリーA 2015」を手に説明する棚橋社長
ワインコンクール

同コンクールは日本ワイナリー協会などで作る実行委員会が2003年から開いており、今年で15回目。今年は12部門に全国から726点が出品され、国内改良等品種赤ワインの部には116点が出品された。

同社の「マスカット・ベーリーA 2015」が金賞部門最高賞、「深雪花 赤」が銀賞、「ヘリテイジ 2014」「ブラック・クイーン 2015」「善 赤」が銅賞を受賞した。「マスカット・ベーリーA」は13年に続くダブル受賞。

折しも今年は、同ワイナリーの創設者で、「日本ワインぶどうの父」と称される川上善兵衛が品種マスカット・ベーリーAを生み出して90年。

節目の年に最高の評価を受けたことに対し、棚橋社長は「最高にうれしい。金賞中の金賞で、非常に名誉なこと。更に磨きをかけ、日本の中で卓越したワイナリーとして、品質向上を目指していきたい」と喜びを語った。

2015年は、例年に比べて降水量が圧倒的に少なく、よく熟したブドウが収穫できたことに加え、数種類の果物が熟したような複雑な香りの高さとソフトな味わいが合わさった高い品質のワインに仕上がり、高評価につながったという。

このほか、ロゼワイン部門で「深雪花 ロゼ」「善 ロゼ」が銅賞を受賞し、同社からは7製品が入賞した。

金賞部門最高賞を受賞した「マスカット・ベーリーA 2015」は、9月16日発売予定。

岩の原葡萄園の公式サイト
http://www.iwanohara.sgn.ne.jp/