過剰に心配せず手洗いやうがいを 上越市が新型コロナウイルス関連肺炎の対応公表

中国・武漢市で2019年12月以降、感染が広がっている新型コロナウイルス関連肺炎に関し、日本国内でも感染が確認されていることなどを受け、新潟県上越市は2020年1月30日、市民への情報周知方法や罹患が疑われる人が取る行動について公表した。1月31日現在、同市には新型コロナウイルス関連肺炎の相談などは寄せられていない。

市は市民に対し、「過剰に心配せず、手洗いやうがい、咳エチケットを敢行する」よう、市ホームページで促しているほか、国と県のホームページへのリンクを設定し、国や県が発表する情報を市民がリアルタイムで得られるようにした。

ほか、罹患が疑われる人から相談があった場合に対しては、「武漢に滞在していた」「新型肺炎の罹患者(可能性ありを含む)と接触した」など、罹患が疑われる事情をかかりつけの医療機関に電話相談の上受診してもらい、かかりつけの医療機関がない場合は上越保健所(025-524-6134)に電話することを呼び掛けている。

上越市役所では29日に第1回庁内情報連絡会議を、31日には第2回会議が開かれた。いずれも関係課の課長が出席し、新型コロナウイルス関連肺炎の国内での発生状況及び今後の対応を庁内で情報共有した。

市は今後も市ホームページ(https://www.city.joetsu.niigata.jp/)で新型コロナウイルス関連肺炎情報を随時更新していくという。