上越市の70代女性がオレオレ詐欺で150万円だまし取られる

上越警察署は2015年8月4日、新潟県上越市内の70歳代女性がオレオレ詐欺に遭い、現金150万円をだまし取られる被害が発生したと発表した。

発表によると、女性は7月29日午後11時頃、長男を名乗る男から「俺だけど。会社の電話から電話している。熱が出た。また明日電話する」という電話を受けた。翌日以降も「不倫相手を妊娠させてしまい、示談した」「示談金のほかに、弁護士代が150万円必要になった」といった内容の電話がかかってきたという。女性は男を長男と信じこみ、7月31日に金融機関のATMから指定された口座に150万円を振り込んだ。

同署によると、女性は70歳代の夫と2人暮らし。8月3日午前に長男の携帯電話に電話をかけたところ、長男から「そんな話はしていない」と言われ、詐欺だと気付き、警察に相談。同署は3日に被害届を受理した。

同署管内で今年発生した特殊詐欺被害は8件目。被害総額は約1072万円にのぼっている。

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