上越市役所 火災後初めての開庁日 仮設事務所で業務再開

上越市役所第2庁舎の火災の後初めての開庁日となった2017年8月7日、第2庁舎にあった用地管財課など8部署は第1庁舎の会議室などに移動して業務を開始した。第2庁舎前や1階ロビーには職員を配置し市民を案内している。第2庁舎では警察や消防による実況見分が行われた。

第1庁舎1階ロビーにも案内所を開設した
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焼け跡から物品運び出し

市によると、第2庁舎2階については物品の運び出しを前日から行い、1階は午前中、警察などによる実況見分が行われた。

実況見分が行われている第2庁舎で2階から荷物を運び出す市職員
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廃棄予定のパソコンなどかき集め仮設事務所

第1庁舎会議室などに開設された仮設事務所は、廃棄処分する予定だったパソコンや長机など必要な物品をかき集めた急ごしらえ。第1庁舎4階の会議室に移動した契約検査課の宮下朗課長は「書類を含め何も持ち出せていないが、何とか市民に迷惑がかからないように対応している」と話していた。

用地管財課、新幹線・交通政策課、契約検査課は第1庁舎の会議室で業務を再開
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実況見分続く 放火の可能性含め捜査

火災は8月6日午前2時20分頃、警備会社のアラームなどで通報があり、1階の約7割に当たる350平方mを焼き、約1時間後に鎮火した。上越警察署によると、1階の燃え方が激しく、現場に火の気がなかったことから、放火の可能性もあるとみて捜査している。

火災があった上越市役所第2庁舎

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