走った後に地酒が楽しめるファンランイベント「越後謙信きき酒マラソン2019」(同実行委員会主催)が2019年11月3日、新潟県上越市の春日山城跡周辺で開かれた。過去最多の528人がエントリー。思い思いに仮装したランナーも多く、秋晴れの下、コース上のエイドで上越の食を楽しみ、ゴールでは地酒を満喫した。
午前9時からの開会式では「仮装コレクション」が行われ、仮装を披露したいランナーがステージ(トラックの荷台)に登壇。マイクを持ってアピールした。
ヨガで体をほぐした後、ほら貝の合図で一斉にスタートした。上杉謙信の居城、春日山城周辺のアップダウンのある24kmのコースをゆっくりと走り、エイドでは、餅つき、バーベキュー、足湯などを楽しみ、ゴール後には地元の15銘柄の日本酒を味わった。
東京都の女性会社員(42)は「日本酒も好きでおもしろそうだったのでエントリーした。ゆるいけどきついところもあり楽しかった。来年はランナー仲間で仮装して参加したい」と話し、ゴール後のきき酒を楽しんでいた。
きき酒マラソンは、上越商工会議所青年部が観光誘客促進イベントとして企画し今年で5回目。仮装やコスプレ歓迎で、タイム計測はあえてせず、速く走らず、競わず、とにかく楽しむ「ゆるさ」が特徴。全国からランナーが参加する人気イベントとして定着した。