開館7周年を迎えた新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」が2025年10月13日、入館者300万人を突破した。イルカスタジアムでセレモニーが開かれ、300万人目となった家族らがくす玉を割って祝った。
記念の300万人目となったのは新潟市中央区の開業医、臼井知聡さん(62)。臼井さんは妻の真理子さん(44)、長男で中学1年の智広君(12)と1泊2日の家族旅行中、初めて同館を訪れた。
臼井さん一家には、年間パスポートのほか、公式キャラクター「うみくん」のぬいぐるみなどの同館オリジナルグッズが贈られた。臼井さんは「全く考えていなかったので、驚いている。年間パスポートをもらったので、これから通って楽しみたい」と笑顔。大の魚好きという智広君は「最初は信じられない気持ち。(年間パスポートで)通い詰めたい。今日はいつもよりじっくりと魚たちを観察したい」と話した。
和田淳太館長は「コラボ企画などでうみがたりの新しいファン層を広げると共に、生き物たちを仲間や家族と思ってもらえる親しみやすい水族館にしていきたい」と話していた。
同館は2018年6月26日にグランドオープン。県内だけでなく、長野、群馬、富山などを中心とした県外客も大勢訪れている。2019年8月には100万人、2023年2月に200万人、2024年7月に250万人を達成していた。