【動画】立民・梅谷守氏が活動再開 日本酒配布問題抱えつつ次期衆院選へ選対発足式

立憲民主党の衆議院議員梅谷守氏(旧新潟6区)は2024年9月28日、次期衆院選(新・新潟5区)に向けた選対発足式を上越市土橋の市民プラザで開いた。梅谷氏は今年2月、有権者に日本酒を配っていた問題を報じられて以降、選挙区内にほとんど姿を見せず事実上活動を停止していたが、近づく解散総選挙を前に活動を再開した。

支持者を前に次期衆院選への決意と日本酒配布問題へのおわびを述べる梅谷氏

会合には、約150人の支持者らが集まった。最初に佐藤幸治後援会長が支援を呼び掛け、政党や団体の代表があいさつした。

社民党の小山芳元県連代表は「『梅谷の顔が見えない』『どうなっているんだ』などたくさんの声があったが、それは頑張ってほしいというエールの現れだ」、連合新潟上越地域協議会の飯田尚人議長は「いろいろあったが、梅谷さんが5区の人々にとことん向き合う姿勢に変わりはない」などと支援を表明。また、市民連合・上越の片岡豊代表、支援する県議団、市議団もマイクを握った。前回選挙では野党共闘の枠組みで支援した共産党関係者は、出席しなかった。

梅谷氏は「私の軽率な行動によりご心配、ご迷惑、不審を招いたことを改めておわびします」と頭を下げたものの、「捜査の妨げになってはならない」などと詳しい説明はせず、次期衆院選への意気込みを語った。

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問題発覚後、上越地域に取材拠点を置く報道機関でつくる上越記者クラブは、複数回梅谷氏に記者会見開催を申し入れているが、要請に応じていない。また、糸魚川市の行政書士が今年4月、公職選挙法違反の疑いで、県警と新潟地検に刑事告発しているが、捜査機関の判断はまだ出ていない。

発足式終了後、報道陣から会見要請について問われた梅谷氏は「有権者、地元の方々に対してきちんとした説明を果たしていくことは非常に重要なことだ。適切な形をこれから考えていかなければならない。選挙戦も近づき、時間も極めて限られる中で、できることは考えながらやっていきたい」などと答えたが、いつ応じるかは明言しなかった。

次期衆院選新潟5区には、自民党の高鳥修一氏も立候補を表明している。

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