妙高市下平丸の70代男性がクマとみられる野生動物に襲われ重傷

妙高警察署によると2024年8月28日午後11時30分頃、新潟県妙高市下平丸に住む70代男性が、自宅近くの畑に向かう農道で、クマとみられる野生動物に襲われた。背中や胸を引っかかれ、鎖骨骨折や左胸部と背部の挫滅の重傷を負った。

現場は同市下平丸のひらまる会館から南に120mほどの山の斜面を登ったところ。男性は歩いて畑に向かっていたところ、背後から突然襲われ、大声を上げると野生動物は逃げていったという。男性は自力で自宅に戻って119番通報し、上越市内の病院に搬送された。

男性を襲った野生動物は見つかっていないが、付近はクマが頻繁に目撃されており、医師の診察からもクマの可能性が高いという。

妙高市によると、野生動物による人身被害は本年度初。「クマ鈴やラジオなど音の鳴るものを持ち、複数人で行動するなど、遭遇しないよう対策してほしい」と注意を呼び掛けている。

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