新潟県上越市で2024年5月26日、水平に伸びる虹色の光の帯「環水平アーク」とみられる現象が確認された。
環水平アークはその形状から別名「水平虹」とも言われる大気光象の一種。太陽光が雲に含まれる氷の粒によって屈折することで、太陽から46度下の低い空に現れる。太陽高度が58度以上ないと出現しないため、太陽高度が高い春から秋にかけての日中のみ見ることができるとされている。
同市十二ノ木の横山農園では26日午前10時頃、アスパラガスの収穫作業をしていた従業員が東の空に現れているのに気付き、スマートフォンで撮影したという。
新潟地方気象台によると、同日の県内は「日が出ていて衛星で上層雲も確認されているので、環水平アークが見られてもおかしくない気象条件だった」と話した。