上杉謙信役に元宝塚で新潟市出身の越乃リュウさん 謙信公祭9年ぶりゲスト招へい

新潟県上越市の謙信公祭協賛会は2024年5月22日、今夏の第99回謙信公祭の上杉謙信役に、元宝塚歌劇団男役で新潟市出身の越乃リュウさんが決定したと発表した。同祭のゲスト招へいは2015年のミュージシャンのGACKT(ガクト)さん以来、9年ぶり。

謙信役に決まった越乃リュウさん(越乃リュウ事務局提供)

協賛会事務局の上越市観光振興課によると、来年の第100回に向けた祭りの盛り上げを図るため、ゲストを招へいすることにした。越乃さんは1993年に宝塚歌劇団に入団し、月組組長も務めるなど男役として活躍後、2013年に退団。2019年に本県で開かれた国民文化祭の開会式や昨年の芸能生活30周年コンサートなどで謙信を演じた経験がある。

越乃さんは「大好きな謙信公を演じさせていただくことをとても光栄に思っている。歴史ある議信公祭で元男役として精いっぱい務めたい」とコメントした。

今年の謙信公祭は8月24、25日に開催される。これまで2日目に行われていたメインイベントの出陣行列と川中島合戦の再現は、県外からの来訪者の市内観光を促すため初日の24日に行われ、越乃さんが謙信役を務める。

同祭の謙信役は2007年から2015年までミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが合計7回務め、その後は原点に帰り住民主体の地域の祭りにするとして、市長や商工団体の代表、公募の市民らが務めていた。