ミニボート浸水し南魚沼市の男性2人を救助 上越市の直江津港で

上越海上保安署によると2024年4月15日午後1時頃、新潟県上越市の直江津港内で、いずれも南魚沼市の50代男性2人が乗るミニボートが浸水した。一緒にいた仲間が118番通報し、2人は同署の監視艇によって約1時間後に救助され、けがはなかった。

浸水したミニボート(上越海上保安署提供)

同署によると、2人はほかの仲間2人が乗るプレジャーボートと共に、釣りをするため同日午前10時頃に直江津港内の黒井浜から出港した。正午頃に波が高くなってきたため浜へ戻っていたところ、上越火力発電所近くの黒井浜から約1kmの地点で、正面から来た波によってミニボートが浸水。航行不能となったためプレジャーボートの仲間が118番通報した。2人は浸水した船内でプレジャーボートにつかまりながら救助を待ち、午後2時頃に監視艇に救助され、午後2時18分頃に直江津港漁港区に搬送された。事故当時、2人とも救命胴衣を着用していたという。

ミニボートはFRP製の2馬力船外機付きで、全長は約2m。事故当時の気象は晴れ、北西の風3m、波うねり北西0.5m、海水温17度だった。

ミニボートが浸水した地点付近