上越市虫生岩戸の「海洋フィッシングセンター」2024年度休止 老朽化で廃止を含め検討

新潟県上越市は、日本海に張り出した桟橋から釣りが楽しめる同市虫生岩戸の「海洋フィッシングセンター」を2024年度から休止する。オープンから40年が経過し老朽化が進んでいることから、廃止を含めた施設のあり方を検討する。

老朽化で2024年度から休止する「海洋フィシングセンター」

同施設は1983年オープン。全長185mの桟橋からの釣りや自然の岩場を利用した磯遊びができ、県外客や家族連れを中心に利用されてきた。指定管理で運営し、近年は毎年4月22日〜11月3日の土日祝日と大型連休、夏休みに営業。2022年度の来場者は約7000人だった。

市農林水産整備課によると、本年度に実施した施設の健全度調査で、老朽化により安全対策が必要と判断したという。安全対策には多額の費用がかかることから、新年度は利用を休止し、廃止か存続かを検討する。現在は冬季休業中で、そのまま休止となる。