上越市のうみがたりで正月イベントがスタート えとにちなんだ「辰ダイバー」も登場

新潟県上越市五智2の上越市立水族博物館「うみがたり」で正月にちなんだイベント「うみがたりのお正月2024」が始まった。2024年1月8日まで。このうち、館内の「うみがたり大水槽」では毎日午後0時30分から、来年のえと「辰」にちなんだ「辰ダイバー」が登場し、水槽内の魚たちにえさを与えるパフォーマンスを行う。12月26日には「干支の引継ぎ式」が行われ、卯年の今年、来館者をもてなした「ウサギダイバー」が来年の主役、「辰ダイバー」にバトンを手渡した。

ウサギダイバーから辰ダイバーへバトンタッチ

えとに扮するダイバーは、50種約3万8000点が展示される大水槽に正月限定で登場する恒例企画。丑年から始まり、辰で4度目となり、引き継ぎ式は今年初の試みとなった。引き継ぎ式では、ウサギダイバーと辰ダイバーが来館者に手を振りながら登場。「今年の干支」「令和6 たつ」と書かれた筒状のバトンをウサギ役から辰役に手渡され、水槽越しに来館者と記念撮影するなどしていた。

来館者は辰ダイバーと記念撮影もできる

うみがたりの広報担当、村上真衣さんは「勇ましく勢いある辰のように、来年も元気いっぱいの1年を届け、伝えていきたい」と話していた。

辰年にちなみタツノオトシゴ展示

館内エントランスには門松を設置し正月の雰囲気盛り上げるほか、「干支水槽」コーナーでは「幸運を呼ぶ」「縁起のよい生き物」と呼ばれる「フグ」、辰年にちなんだ「タツノオトシゴ」などを展示した。このほか、人気の水中ドルフィンパフォーマンス「Art of Dolphin」はニューイヤーバージョンを実施。正月にちなみ、晴れ着に身を包んだトレーナーと、躍動感の美しいイルカが幻想的なパフォーマンスを展開する。平日は3回、土日祝日は4回。

辰年にちなみ「タツノオトシゴ」も展示した干支水槽

トレーナーが晴れ着で登場するドルフィンパフォーマンス

「舞鰯シャイニリュージョン」はバブルで雪をイメージ

大水槽では約2万匹のマイワシが音楽に合わせて縦横無尽に泳ぎ回る「舞鰯シャイニリュージョン~Japanese Snow Dome〜」は上越の雪をイメージしたバブル演出でマイワシの群泳を鑑賞できる。3月17日までの1日4回行われる。市内の小学校に通う4年の女児は「(年間パスポートで)何度か見ているけれど、今回のバブルがとっても綺麗だった。年末年始は親戚の集まりでうみがたりにまた来たい」と目を輝かせた。

「舞鰯シャイニリュージョン」のバブル演出は上越の雪をイメージした

元日はみそ汁サービスや福袋販売

新年1月1日は館内レストランでエビの味噌汁を数量限定で1杯100円で販売したり、ミュージアムショップではぬいぐるみなど人気アイテムが6〜7点入った福袋を3300円で数量限定販売したりする。

年末年始は休まずに営業する。設備点検のため、1月10、11日、2月7、8日は臨時休館となる。問い合わせはうみがたり025‐543‐2449

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