妙高市のえちごトキめき鉄道関山駅が無人化 利用客減少で12月1日から

えちごトキめき鉄道は2023年12月1日から、新潟県妙高市関山の妙高はねうまライン関山駅を無人化する。利用客減少に伴う営業体制の見直しで、同社の全22駅中、駅員が常駐するのは8駅のみとなる。

えちごトキめき鉄道関山駅

同駅は1886年の関山―直江津間開業で設置され、現在地に移転した1985年まではスイッチバック駅だった。妙高山への玄関口として観光客の利用もあったが、コロナ禍も相まって利用客が年々減少。1日の平均乗車人数は同社が開業した2015年度で154人だったのに対し、2022年度は93人だった。

12月1日から窓口が閉鎖される駅舎内

午前7時から午後3時まで駅員1人が常駐していたが、12月1日からは窓口を閉鎖し無人となる。近距離きっぷの購入はこれまでと同様に自動券売機を利用し、定期券や回数券の購入、きっぷの払い戻しや変更は有人駅で行う。乗り越し運賃や使用済みきっぷは改札口近くの「きっぷ・運賃入れ」に入れる。妙高市が管理する同駅内の駅舎サロン、展示室は引き続き営業する。

無人化に関する案内

駅舎内には直江津駅につながるインターホンが設置されており、同社では「ご不便をおかけしますが、分からないことなど何なりと問い合わせてほしい」と話している。

同社開業以降に無人化されたのは、糸魚川市内の日本海ひすいライン筒石駅と青海駅が2019年3月に、上越市中郷区の妙高はねうまライン二本木駅は同年4月から駅員が常駐せず、地元のNPO法人に駅舎管理を委託している。

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