上越市寺町3で住宅2棟火災 焼け跡から1遺体

【追記】上越警察署は2023年11月21日、火元の住宅の焼け跡から見つかった遺体は、この家に住む無職の高橋加代子さん(61)と判明したと発表した。死因は焼死。出火原因は引き続き捜査中。

上越警察署は2023年11月17日、上越市寺町3で8日に発生した住宅火災について、出火元の渡邉修さん方の木造一部2階建て住宅約75平方mと、延焼した隣家の福田トメさん方の木造一部2階建て住宅約165平方mをそれぞれ全焼し、焼失面積は計約240平方mだったと発表した。


上越警察署によると、2023年11月8日午後1時半頃、上越市寺町3の会社員、渡邉修さん(53)方から出火し、木造一部2階建て住宅を全焼したほか、隣家にも延焼して午後3時12分に鎮火した。渡邉さん宅で年齢、性別不明の1遺体が見つかり、火災発生後、渡邉さんと同居している姉で無職の高橋加代子さん(61)と連絡が取れていない。

炎上する建物(11月8日午後1時48分)

渡邉さんは煙を吸い込み、上越市内の病院に搬送され、気道熱傷で入院した。隣家の福田トメさん方の木造一部2階建て住宅にも延焼したが、福田さんは不在で無事だった。

現場は、えちごトキめき鉄道高田駅西側の寺院や住宅が立ち並ぶ一角。近所に住む50代の男性は「煙に気付いて外に出たら、渡邉さんの家が燃えていた。ボンという爆発音が聞こえ、119番通報した」と話していた。同署が遺体の身元や出火原因を調べている。

 

現場の地図