秋空に映えるコスモス100万本 上越市の関川河川敷でまもなく見頃

新潟県上越市塩屋新田の国道8号関川大橋下、関川右岸の河川敷で、今年もコスモスが咲き始めている。季節外れの夏日となった2023年11月3日には、青空と色とりどりの花のコントラストが美しく、見物に続々と人が訪れていた。

上越市の関川河川敷に咲くコスモス(11月3日午後0時30分頃)

コスモスは対岸にある新潟労災病院の入院患者を元気づけようと、河川の美化活動を行うグループや企業らでつくる「リバーサイド夢物語」(事務局・NPO法人徳合ふるさとの会)が植栽し、23年目になる。

まだ咲き始めでつぼみも多い

リバーサイド夢物語の塚越秋三代表(69)によると、今夏の高温で畑の土が乾き、例年より1週間ほど遅い9月の第2週に地元小学生と種まきを行った。咲き始めも1週間ほど遅れ、3日時点でまだ三分咲き程度。来週には約100万本が見頃を迎え、今月いっぱいは花が見られそうだという。

三分咲きのコスモス畑

今年は植栽面積を約200m広げ、関川大橋を挟んだ川沿い約1.2km、面積約5haにピンクや白のコスモスが咲き誇る。最高気温27.5度と9月中旬並みの暖かさとなったこの日は、3連休初日ということもあり、家族連れらが訪れては写真撮影や散歩のほか、コスモス畑を眺めながら昼食を楽しんでいた。

花を眺めながら散歩を楽しむ姿が見られた

青空に映えるピンクや白の花々

同市頸城区から小学生の娘と息子、愛犬とともに訪れた30代女性は、「春は桜、秋はコスモスを見に来るのが恒例。まだ少し早いけれど、ところどころ大きい花も咲いていてきれいだった」と笑顔で話した。

塚越代表は「畑周辺は草刈りもしてあるので、コスモスと水辺の美しさや家族でピクニックなど楽しんでほしい」と話していた。

駐車場までは案内看板を設置

11月中は毎日午前8時30分から午後5時まで、河川敷の駐車場を開放している。同市藤野新田の「興和」脇の取り付け道路から堤防道路に入る。駐車場までは案内看板が設置されている。