金属製品や空き缶など、身の回りにある不用品はそのまま捨ててしまえばただのゴミ。だが、それを金属リサイクル業者に持ち込めば買い取りだけでなく、未来を見据えた再生資源として有効活用もできる。金属スクラップの買い取りで地域に根差した営業を行い、2024年4月には創業10周年を迎える新潟県上越市板倉区曽根田の「武藤金属」(武藤和孝社長)は、非鉄専門ならではのどこよりも高い価格設定で地域一番店を目指す。
地球資源への配慮から金属資源リサイクル市場は世界的にも注目を
金属には鉄と鉄以外(非鉄)があり、
同社が買い取るのは、その非鉄金属で、中でも前職での知識を生かした銅スクラップが主力。回収された金属はメーカーで再生され、新品の製品へと生まれ変わ
非鉄金属の見分け方については「磁石のつかない金属がそうです。おそらく価値がありますので、皆さんも探してみてください」と武藤社長。回収は基本持ち込みだが、まとまった量であれば訪問回収にも対応。その時の金属相場価格を考慮して買い取っているが、他店の価格も見ながら地域一番の買取価格を目指している。
持込買取金属などは 現金買取価格ページ から。
買い取った銅製品はリサイクル処理され、静岡市にある年商120億円を誇る非鉄金属問屋最大手「坂部商事」へ出荷。同社の坂部正行社長とは、武藤社長が銅合金メーカー勤務だった頃からの20年来の付き合いで、今年も光特号銅線や銅スクラップを30トン契約し出荷済だという。
「(坂部商事は)ずっとトップクラスの買取価格を提示してくれています。私自身も銅原料仕入をやっていたので、高く設定された価格であることはよく理解しています。本当に感謝しかありません」と武藤社長。銅合金メーカーを退社した後も坂部社長との付き合いは継続したが、当時NISAによる米国株投資を初心者同士挑戦したのがきっかけだったといい、今も一緒に行う仲だという。
現在、武藤社長は名古屋在住で、
また、
《株式会社武藤金属代表 武藤和孝 経歴》
- 1972年11月7日生まれ(50歳)
- 新潟県立高田高校、関東学院大学法学部卒
- 地元大手銅合金メーカーを経て2014年に株式会社武藤金属を設立