架空請求で1866万円だまし取られる 妙高市50代女性

妙高警察署は2023年10月11日までに、新潟県妙高市に住む50代女性が特殊詐欺(架空請求詐欺)被害に遭い、約1866万円をだまし取られたと発表した。同署管内での今年の特殊詐欺被害で最も多い被害額となる。

同署によると、8月29日に女性の携帯電話に実在する電話会社名でショートメールがあり、記載の電話番号に連絡したところ「動画サイトに未納料金約10万円がある。振り込んだお金は保証されるので返金される見込みです」などと言われ同日中に銀行ATMで10万円を振り込んだ。

その後も「パソコンでランサムウェアによる被害が発生し、あなたは多くの人から訴えられている。示談金を請求されている」などとインターネットセキュリティ対策を行うNPO法人や警察庁などをかたる電話があり、女性は10月8日までに約50回にわたって現金を振り込み、計約1866万円をだまし取られた。女性が支払い資金の工面を家族に相談したことで被害が発覚した。