妙高市の小学校スクールバス1台が車検切れで運行

新潟県妙高市は2023年9月21日、同市内小学校のスクールバス1台が、車検期限が切れた状態で児童を乗せて運行されていたと明らかにした。事故や故障はなかった。

バスは市所有だが、運行や点検整備は運行業者に委託しており、車検は15日に満了を迎えていた。16〜18日は休日のため運行がなく、19日から20日午後2時頃までは車両の修理で整備工場に預けていたため、別の車両で運行していた。修理完了後の20日午後3時頃から児童14人を乗せて1回運行し、午後6時頃、運行業者が日常点検の際に期限切れに気が付いた。

バスに乗っていた児童の保護者には21日、学校メールで謝罪の文書を送付した。

市こども教育課では運行事業者に対し「始末書の提出を受けてから、口頭や文書での注意など何らかの対応をとる」としている。

塚田賢教育長は「市民の皆様の信頼を損ねるとともに、スクールバスを利用する児童、保護者の皆様に大変な不安を与えることとなり、深くお詫びいたします。二度と同様の事態が生じないよう、管理体制の見直しなど再発防止に努めてまいります」とコメントした。