国内最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」の解説イベント 9月18日の敬老の日まで うみがたり

9月18日の敬老の日にちなみ、新潟県の上越市立水族博物館うみがたりでは、飼育個体で国内最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」の生態を解説するイベントを実施している。18日まで毎日午後1時から。

ジロー(中央)を飼育員が解説する

ジローは1983年3月25日に旧上越市立水族博物館で生まれたオス。ゴマフアザラシの平均寿命が30歳程度とされる中で40歳を迎え、今年5月、日本動物園水族館協会に加盟する水族館のゴマフアザラシの中で最高齢となった。

解説イベントは3階のふれんどプールで、飼育員がアザラシたちに餌をやりながら5分ほど行われる。4日は、ジローが「おじいちゃん」ながらも食欲旺盛で、白内障により目は見えないが耳は良いことなどを紹介。最後に、ジローが前脚を振るあいさつを披露した。

新潟市から訪れたフリーターの男性(33)は「アザラシの寿命を知らなかったので、40歳と知ってびっくりした。あいさつの動きがゆったりしていたのはおじいちゃんだからかな。面白い話が聞けた」と話した。

餌を食べ終え、プールをゆったり泳ぐジロー

同館は「夏休みが過ぎてゆっくりご覧いただけるタイミングだと思うので、ぜひ最高齢のジローもじっくり観察してもらいたい」と話している。

また敬老の日に合わせ、65歳以上の入館料が1500円から1200円になる特別割り引きも29日まで平日限定で実施している。

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