上越市大潟区の海岸で小学3年の男児溺れる 入院するも命に別条なし

上越海上保安署によると2023年7月30日午後、新潟県上越市大潟区犀潟の海岸で、近くに住む小学3年の男児(8)が溺れた。男児は父親(48)からすぐに救助されたが体調不良を訴え、救急搬送された。同署によると男児は誤嚥性肺炎と診断され、入院した。命に別条はない。

男児が溺れた大潟区犀潟の海岸(上越海上保安署提供)

発表などによると同日午後2時頃、男児は泳ぎを目的に父親と共に同海岸を訪れた。男児は沖の方へ泳いでいき、足が着くと思い立ち上がろうとしたところ、水深が深く、沈んだという。近くにいた父親がすぐに男児を引き上げ、岸へと戻ったが、男児は座り込んで嘔吐したため、119番通報し、市内の病院へ搬送された。

男児が溺れた地点は岸から約10mのところで、水深は約2mだった。現場は海水浴場ではなく、男児はライフジャケットや浮き輪は使用していなかった。

同署は海難事故の未然防止として、海に入る際は水深を把握したり、ライフジャケットを着用したりするほか、「ウォーターセーフティガイド」の活用を呼び掛けている。

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