オレオレ詐欺の「受け子」として宮城県の高齢女性から現金102万円をだまし取ったとして、上越警察署などは2023年7月20日午前10時8分、住居不定の女子中学生(15)を特殊詐欺の疑いで通常逮捕した。女子中学生は7月3日にも、同様の手口で上越市の80代女性から現金700万円をだまし取ったとして逮捕されており、その後の捜査で発覚した。
発表などによると6月29日昼過ぎ、女子中学生の共犯者が医者や息子をかたって宮城県に住む80代女性宅に電話をかけ、「息子さんの喉に腫瘍がある」「病院は予約できたが、会社にお金を支払わなければならない。会社の上司の娘さんが家に取りに行くからその子に渡して」などとうそを言い、同日午後3時頃、女子中学生が女性宅を訪れて現金102万円をだまし取った疑い。
女子中学生は「宮城県でお金をだまし取ったのは間違いありません」と容疑を認めている。共犯者とはスマートフォンで連絡を取り合っていたという。同署は2件とも同一の詐欺グループの犯行とみて、余罪など調べている。