甘い香り漂うローズガーデン 上越市のレストランで今年もバラが見頃 

新潟県上越地域の食材を使い、“地産地消フレンチ"を提供するレストラン「ラ・ファミーユ・スユクル」(上越市大貫4)の庭では、オーナーシェフが丹精して育てるバラが見頃を迎え、訪れた人たちを喜ばせている。同店によるとバラは2023年6月はじめにかけて最盛期を迎える。

バラが見頃を迎えている庭(5月24日午前撮影)

店でのバラ栽培は10年以上が経過した。オーナーシェフの佐藤和樹さんが大切に育てている。現在は“バラが咲くレストラン"として知られる同店は、食事のみならず、バラ鑑賞を目当てに県外からも多くの人たちが足を運ぶ。現在、高田本町商店街を中心に展開されている「上越オープンガーデンと花めぐり」(〜6月11日)にも参加していることから、庭には連日バラを眺める人たちの姿が多く見られる。

店頭に咲くブリリアントピンクアイスバーグ

庭には160種を超えるバラが育てられ、庭一帯を包み込むように甘いバラの香りが漂う。鉢植えやガーランド仕立てもあり、様々なバラの表情を楽しめる。

今年は花の咲き始めが例年よりもやや早かったものの、「花持ちが良い」と佐藤さん。現在は華やかなたたずまいが印象的で店舗入口に咲く「ブリリアントピンクアイスバーグ」をはじめ、「アンジェラ」「ダフネ」「シェエラザード」などが見頃だ。また、建物を囲むようにバラが咲き、建物脇のバラのアーチをくぐって店舗裏側へ行くと、ベージュの花色で大人の雰囲気漂う「つるジュリア」と、真っ白な「新雪」が壁一面に咲き誇っている。

ダフネ

シェエラザード

佐藤さんは「これから咲くのもある。バラは満開だけではなく、咲き始めがとても奇麗。つぼみや、次第に開いていく状態も見てほしい。今週末から最高(の見頃)ですよ」と話した。

レストランではバラが咲く時期限定で、ランチのデザートにバラのパフェも提供している。また、バラの最盛期は店舗前の駐車場は使用できない。来店の際は近くにある寺町駐車場の利用を呼び掛けている。日中は自由に庭を鑑賞できる。店舗は山麓線沿いナルス高田西店並び。問い合わせは025-512-5522