上越市がマイナンバーカードでのコンビニ交付を29〜31日に停止 トラブル受け点検

マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票の写しなどの証明書を発行するサービスを巡り、全国で誤交付などのトラブルが相次いでいることから、新潟県上越市は2023年5月25日、コンビニ交付サービスを29〜31日の3日間停止すると発表した。同市では不具合は発生していない。

マイナンバーカードのイメージ図(総務省提供)

不具合が発生している交付システムは富士通の子会社の富士通Japan製で、同市も同社のシステムを利用している。同市によると、トラブルが報告されている政令市などの交付システムとは運用環境が異なり、同じ運用環境の他自治体が点検したところ不具合はなかったため、これまで交付システムの運用を続けていた。

親会社の富士通からシステムを利用している自治体に対し、システムを停止して一斉点検を行いたいとの要請があり、同市では29〜31日の3日間停止する。

停止期間中は住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍謄抄本、所得・課税証明書は、市役所市民課と市税総合窓口、南・北出張所、各区の総合事務所での交付のみとなる。住民票の写しと印鑑登録証明書は電話予約をすれば、市役所の時間外窓口でも受け取れる。

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