上越市立小中学校5月20日から通常再開 緊急事態宣言解除で

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が新潟県を含む39県で解除されたことを受けて上越市は2020年5月15日、対策本部会議を開き、分散登校が実施されている市立小中学校を20日から全面通常登校とすることなどを決めた。

市によると、上越保健所管内(上越市と妙高市)でPCR検査は5月14日現在280件実施されており、陽性率は1.07%と、県全体の2.27%に比べて低い。

小中学校の通常登校などを決めた上越市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議
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市立の小中学校、幼稚園については5月11日から分散登校が実施されているが市内の感染状況が抑制されていることなどから、マスクの着用やいわゆる3密の回避など「新しい生活様式」を前提に、20日から通常登校に戻すことを決めた。学校生活では検温などの健康観察を徹底するほか、密集を避けるため空き教室などを活用する。小中学校の課外活動と部活動の中止は5月31日まで継続する。

リージョンプラザ上越インドアスタジアムなど屋内の体育施設は20日から休館を解除する。

市主催・共催のイベントについては、屋内は100人以下で収容定員の半分以下の参加、屋外は200人以下で距離を十分に確保することを開催の基準として実施可能にする。全国的な大規模イベントは引き続き中止・延期とする。