サーモグラフィーで乗客を検温 直江津港佐渡汽船ターミナル

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため2020年3月12日、新潟県上越市の直江津港佐渡汽船ターミナルでサーモグラフィーを使った検温が始まった。

サーモグラフィーの検温を受ける乗客 佐渡汽船1

乗客の体温測定は、佐渡島内に新型コロナウイルスの感染者が入るのを防ぐため、佐渡市の要請を受けて佐渡汽船が11日から新潟港と直江津港で始めた。同日は小木―直江津航路が悪天候で全便欠航したため、直江津港では12日から行われた。

同市港町1の佐渡汽船ターミナルでは、始発の午前9時30分の高速カーフェリー「あかね」の出発を前に、乗船券購入窓口付近で乗船手続きを終えた乗客に担当者が声をかけ、体温を色で表示する携帯型のサーモグラフィーをかざし、一人一人の体温を確認した。また車に乗車したまま乗船する人には、待機場所入り口で、同様に検温を実施した。

検温を通知するターミナル内の掲示 佐渡汽船3

同社によると、体温が37.5度以上の場合など、感染の所見がある場合は、乗船を断るという。旅行で佐渡を巡るという長野県の22歳の女性は「妥当な対応だと思う」と話し、乗船口に向かった。

同社直江津代理店の八子智英営業課長は「県内でも感染が確認されており、安心して船に乗って佐渡に渡っていただくためご協力をお願いしたい」と話していた。

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