花屋の男性オーナーら「花系男子」による植物の展示&販売イベント 26日まで

新潟県上越市内でフラワーショップなどを運営する男性たちが主催するイベント「花系男子展示販売会」が2023年2月25、26の2日間、同市西本町3の無印良品直江津内イベントスペース「オープンムジ」で開かれている。ドライフラワーを使った作品展示をはじめ、廃材を使った植木鉢や観葉植物の販売など、植物にあふれた癒やしの空間が広がる。

ドライフラワーと照明を組み合わせた作品や、観葉植物、花瓶、植木鉢などが並ぶ

イベントを発案したのは、結婚式場の装花などを行うグラウンドプランツ(同市藤野新田)代表の仙田恭一さん(51)。市民にもっと花に親しんでもらい、花や植物のある空間の心地よさを知ってもらおうと企画した。市内で花を扱う会社3社に声を掛けたところ、代表者が全員男性だったため、「花=女性」というイメージとは異なる、男性の感性で選んだ商品や作品の面白さを感じてもらえたらと、イベント名を付けたという。

花瓶とドライフラワーのセットなどを販売する仙田さん

会場では、グレーやベージュなどシックな色合いのドライフラワーで飾られたシャンデリアの下に、同種類のドライフラワーや照明を置いた幻想的な作品が目を引くほか、廃材のヒノキを加工した植木鉢やフォトフレーム、素材も形も多彩な花瓶とドライフラワーのセットなどが販売されている。

ドライフラワーとコーヒーの店、ビンクロ(同市岩木)の丸山拓也さん(37)は、サボテンや珍しい観葉植物を販売するほか、スペシャルティコーヒーを無料で振る舞う。観葉植物は、初心者でも部屋の中で育てやすく、かつ珍しいものをそろえたといい、「鉢物や苗のイベントではない、トータル的な植物のイベントは(上越では)なかったので、いろんな植物があることや植物の楽しさを知ってもらいたい」と語った。

観葉植物販売やコーヒーの振る舞いを行う丸山さん

仙田さんは「花は、器との組み合わせを楽しんだり、ギフトとして人を楽しませたりできる。男性が面白がって花遊びをしているので、皆さんとその面白さを共有できたら」と話していた。

時間は午前10時から午後5時まで。