還付金詐欺100万円 上越市の60代女性が被害

上越警察署は2022年12月22日、新潟県上越市内の60代女性から、特殊詐欺(還付金詐欺)被害の届け出を受理し、捜査中だと発表した。被害額は現金約100万円。

同署によると、19日午後6時頃、女性宅の固定電話に市役所職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがある」「手続きのためキャッシュカードと通帳を持って行ってください」と言われた。女性は市内の金融機関に行き、同日午後6時半頃、携帯電話で男から指示を受けながらATMを操作しているうちに、約100万円を自分の口座から他人名義の口座に振り込まされた。発行された取引明細を確認して詐欺被害に気付いたという。

市内では、架空料金請求詐欺も多発しており、今年の同署管内の特殊詐欺被害件数は22日現在で21件、被害総額は1億1331万円に上る。同署では「電話やショートメールでお金の話が出るのは詐欺の可能性が大きいので、1人で悩まず家族や知人、警察に相談して、考えてから行動してほしい」と注意を呼び掛けている。