紅葉をライトアップで幻想的に 上越市の陀羅尼八幡神社と小林古径記念美術館

新潟県上越市の陀羅尼八幡神社(北本町2)と小林古径記念美術館(本城町)で2022年11月、紅葉のライトアップが行われている。立冬を迎え、市内は平野部でも紅葉の見頃を迎えており、幻想的な雰囲気で色づいた木々を眺めることができる。

陀羅尼八幡神社(北本町2)

ライトアップは、神社に訪れる人を増やそうと氏子有志でつくる高田北部振興会が2011年から実施している。境内のモミジやケヤキを、紅葉に合わせた色のLEDで照らしている=写真=。石畳の参道には絵灯籠が並ぶ。

ライトアップは19日までで、時間は午後4時30分から同9時まで。同振興会会長で氏子総代の山﨑恵二さんは「今週末が見頃なので、ぜひおでかけいただきたい」と話していた。「陀羅尼紅葉まつり」(3〜19日)と題したイベントも開催しており、最終日の19日は午後6時から二胡、同7時からはサックスの演奏がある。移動販売の雑貨店「クレイジーチッパカンパニー」やピザの「もぐら屋」などの出店もある。

絵灯籠が置かれた石畳の参道

▽陀羅尼八幡神社のホームページ http://daranihachiman.web.fc2.com/

小林古径記念美術館(高田城址公園内)

小林古径邸の庭園にあるヤマモミジやイロハモミジが緑から黄、赤とグラデーションを描くように色付いている。ライトアップは11日から始まった。国登録有形文化財である和風建築の同邸が闇夜に浮かび、ライトアップされたモミジと引き立て合っている。古径邸の縁側の椅子に腰を下ろし、ゆっくり夜の庭を眺めるのもいい。美術館の二の丸ホール向かいにあるカエデの仲間の「メグスリノキ」も紅葉している。

ライトアップされた庭と古径邸

モミジと画室

ライトアップは20日までで、時間は日没から午後7時まで。開館時間を2時間延長している。入館料は510円、小中高生は260円で、幼児と市内の小中学生は無料。入場料を払えば、庭園のほか美術館(企画展「芸能科の記憶 学び舎から飛び立った作家たち」を開催中)と古径邸、画室も見学可能。