「外出や外食も自由に」 上越市の高齢者住宅「シャルール城北」が入居者募集中

外出や外食も自由で、毎日を好きなように過ごせるサービス付き高齢者向け住宅「シャルール城北」(新潟県上越市土橋)。60歳以上を対象に入居者を募集しており、相談、見学を受け付けている。

「実家に親1人は心配」を解消 施設では毎日自由に

核家族化が進み、子世代は他地域で生活し、親のみが実家で暮らすという家族が増えている。親世代は「高齢だけど、まだまだ自分で何でもできる」と考える一方、子世代は「家に親1人だけなのでとにかく心配」と不安を持つ人が多いという。

「ぜひご相談ください!」とシャルール城北のスタッフ

こんな子世代の心配を解消できるのが同施設。2021年10月にオープンした高齢者向け住宅で、60歳以上の“自分で生活ができる人”を対象としており、毎日自由に過ごせる。近くのスーパーマーケットや100円ショップ、飲食店に行ったり、デイサービスに通ったり、自宅にいる時と同じように生活できるのが特徴だ。

2階建てで全28室あり、完全個室。各室の広さは19平方m(約12畳)、ミニキッチン、エアコン、トイレ、クローゼット付きで、緊急用のナースコールも備える。風呂(1人ずつ)や洗濯機は共用だが、いつでも利用可。食事はオプションサービスだが、希望すればスタッフの手作り料理が食堂で食べられる。

ベッドやテーブルのほか、ミニキッチンなども付いた個室

入居者側で駐車場を手配すれば、自家用車の持ち込みも可。病院への通院などの際には、有料だが施設の車で送迎もしてくれる。

介護福祉士資格のあるスタッフがおり、生活の中での不安や相談ごとにも対応。万一将来介護が必要になっても同施設の介護サービスなどを利用でき、安心して長く暮らせるようにしている。

ゆったりとした造りの食堂(食事はオプションサービス)

現在は70〜90代が生活 「安心」「うれしい」の声

現在施設には70〜90代の男女が暮らす。入居前は生活音や人間関係などを心配する人もいるが、完全個室で自由なため、楽しんで暮らしている人がほとんどだという。「除雪の心配がいらなく、食事も出て安心」「買い物ができていい」「コロナ禍で部屋に友達を呼べないのが残念。でも施設の仲間とお茶会ができるし、職員さんも親切なのでうれしい」などと評判も上々だ。

料金は、入居時の敷金が7万1000円、家賃も月7万1000円。共益費や、食事サービス利用費などは別途。

ロビーでは入居者同士で会話を楽しむ姿も

運営は上越有数の福祉法人

開設したのは、NSGグループの一つで、上越地域で多くの高齢者施設を運営する「社会福祉法人 上越あたご福祉会」。遠方の子供が親に勧めて入居というケースがほとんどで、安否や介護の心配など家族の負担も減らせることから相談も増加しているという。

見学は随時受付中。同施設では「自由のある安心安全な生活を選択肢の一つとして、ご本人様、ご家族様で考えていただければ」と話している。

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問い合わせ電話 025-530-7248