200万本のヤナギバヒマワリ見頃 安塚を黄金色に染める 額縁フォトスポットも登場

新潟県上越市安塚区で2022年10月6日、約200万本のヤナギバヒマワリが満開となった。鮮やかな色の花が山あいの地域を黄金色に染め、8日からの3連休が絶好の見頃となりそうだ。棚田が広がる同区の朴ノ木集落では10日、休耕田の棚田に植えられたヤナギバヒマワリの「天空のお花畑」に休憩所が開設される。

安塚中裏のメイン会場のヤナギバヒマワリ(2022年10月6日撮影)

ヤナギバヒマワリは北米原産の宿根草で、秋にヒマワリに似た直径5〜6cmの小さな花が株いっぱいに咲く。地元の「NPO雪のふるさと安塚」が中心となり、地域住民とともに株分けしながら、約200万本にまで増やした。道路沿いや町内の花壇、民家の庭や畑など至るところで黄色の花がまとまって咲き、この時期の同区ならではの風景となっている。

休耕田を利用したメイン会場の市立安塚中学校裏の花畑(石橋)には、今年、フォトスポットとして木製の額縁がお目見えした。地元町内が設置したもので、満開のヤナギバヒマワリと一緒に額におさまり、写真を撮ることができる。

今年初お目見えした花畑の中の額縁

教職員や同級生と写真撮影に訪れた安塚中2年の男子生徒(13)は「写真が撮りやすく、いいアイデアだと思う」と話していた。同NPOは「3連休は満開のヤナギバヒマワリを見に安塚にお越しください」と話している。安塚中裏には10日まで、テントの案内所と休憩所が設置されている。

朴ノ木の「天空のお花畑」の昨年の様子(安塚区総合事務所提供)

また同区総合事務所から車で約30分の棚田が広がる朴ノ木集落では、休耕田の棚田に植えられた約8000本のヤナギバヒマワリを見ることができる。

10日は午前9時から午後4時まで、ヤナギバヒマワリと棚田の景色が一望に見渡せる棚田広場に休憩所が設置される。棚田広場の場所はのぼり旗が目印。問い合わせは安塚区総合事務所総務・地域振興グループ025-592-2003

「天空のお花畑」の休憩所の場所(集落内は道幅が狭いので注意)