新潟県上越市と妙高市の書道教室に通う生徒や講師らによる「みんなの書道アート展2022」(同実行委員会主催)が2022年10月1、2日、上越市西本町3の無印良品直江津内「Open MUJI」で開かれている。小学生から70代まで約100人による個性豊かな作品が飾られている。入場無料。
コロナ禍で作品発表の機会が減少する中、書道へのモチベーションを高めようと、妙高市の自宅で書道教室を開く古澤久美子さんの発案で初めて開かれた。師匠が同じなど元々知り合いだった書道教室の講師らで声を掛け合い、各教室の大人の生徒や、小学1年生から高校3年生までの子供の生徒が計約130点を出品した。
大人の作品は、古典の臨書や短歌、自身の孫や夫の名前を入れ込んだ言葉など、各自が書きたいものを自由に表現。絵や孫の手形を添えたものや、薄墨で英語を重ねたもの、「猛獣」と書かれた書に檻をイメージした額装を合わせたものなど、多彩なアート作品に仕上がっている。
子供の作品は、自身の名前から好きな文字を1字書いたもので、天井からつり下げた木の枝に一つずつ糸でぶら下げて展示し、楽しさを演出したという。
実行委員長も務める古澤さんは「それぞれの言葉に作者の思いがあり、額装にもこだわっているのでご覧いただきたい。来年、再来年と続けてみて、将来的には展示を見て興味を持った人にも参加してもらえたら」と話している。
時間は1日が午後6時まで。2日が午前10時から午後5時まで。