新潟県上越市のイラストレーターひぐちキミヨさん(64)は、3年ぶりに2022年7月26日から開催される「直江津祇園祭」の屋台や花火などを描いた作品展「ひぐちキミヨ お饌米展」を、同市西本町3の直江津ショッピングセンター「エルマール」イベント広場で23日から開いている。30日まで。
直江津在住で祇園祭をこよなく愛し、屋台や祭りの様子を描き続けるひぐちさんは、毎年、開催時期に合わせて同ショッピングセンターで作品展を開催している。新型コロナウイルスの影響で同祭が昨年、一昨年と2年連続で中止となっても、「祭り気分を味わってほしい」と変わらず開催してきた。
3年ぶりの開催に合わせた新作イラストは、祭りのフィナーレ「お饌米奉納」で宮元町内として毎年、トリを務める「あけぼの」の屋台を描いた。会場には猿田彦命の像が乗る本町・横町のほか、花火を背景に荒川橋に並んだり、直江津の町を巡行したりする各町内の屋台や、みこしを迎える高張ちょうちんなどの原画9点を展示している。
人気の絵はがきは、直江津祇園祭や直江津の町を描いた作品を中心に約550種類を用意。このほか、直江津19町内の名称入りのがま口やキーホルダー、トートバッグなどのオリジナル祇園祭グッズも並ぶ。
ひぐちさんは「いよいよ祭りが始まる高揚感の中でコロナの感染者が増え、戸惑いもあるだろうが、無病息災を願う祭りなので、絵を見て祭りの情熱を忘れないでほしい」と語った。
時間は午前10時から午後6時まで。最終日は午後5時まで。