今日から「高田城址公園観蓮会」 南堀、北堀中心に例年より見頃早め

新潟県上越市の高田城址公園で2022年7月16日、「第43回高田城址公園観蓮会」が開幕する。今年は天候に恵まれたこともあり例年より早くハスが咲き始め、南堀、北堀を中心に見頃を迎えている。堀を埋め尽くすように広がる緑色の葉の間に、淡いピンク色のかれんな花が咲いている。会期は8月21日まで。

ハスの生育が回復してきている西堀

同公園の外堀約19haを埋め尽くすハスは、明治維新直後の財政難にあえぐ高田藩を救おうとレンコンを植えたのが始まりとされており、規模や花の色が紅白入り交じって咲く珍しさから、“東洋一”ともうたわれている。

ここ数年は赤い西堀橋が絵になり写真スポットとしても人気の西堀で大規模な生育不良がみられたが、市はハスを食害するイネネクイハムシやアメリカザリガニ、カメなどを捕獲する対策をとっていて、今年は生育が回復してきている。

堀一面に花が咲く南堀

新型コロナウイルスの感染の急拡大が懸念される中での開催となるが、感染対策を講じた上で2年間取りやめていた観光ボランティアガイドによる案内を復活。公園内の市立歴史博物館で販売する「高田城」の御城印(300円)には、今年初めて観蓮会期間中限定でハスのスタンプを押印する。

北堀は歩道のそばまで大輪の花が咲く

上越観光コンベンション協会では「今年はハスが咲くのが早く、観蓮会が始まったと同時に見頃となったので、ぜひお出でください」と話している。イベント情報などは、「上越観光ナビ」

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