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[新型コロナ] 宿泊、飲食、交通機関などから悲痛な声続々 妙高市で意見交換会

3か月前

新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受けている新潟県妙高市の宿泊業、飲食業、公共交通機関などを支援するため、各業界の現状や対応、要望などを聞く意見交換会が2020年5月8日、市役所で開かれた。各業界と金融機関から18人が参加した。

業界の現状や対応、要望などが出た意見交換会(妙高市役所)
20200508意見交換会2

市が緊急経済対策や事業者向けの支援策について説明した後、各業界の代表から新型コロナウイルス感染拡大の影響や対応などについて聞いた。市では意見を早急にとりまとめ、臨時議会や6月定例会に支援策の補正予算を提出するほか、情報提供の改善などは早急に対応したいとしている。

意見交換会で出た意見、要望などは次の通り。

新井商工会議所

2月~4月の相談件数は338件で、前年比152%。このうち新型コロナ関係の相談は101件で、飲食業が最多の42%を占めている。特に3、4月の歓送迎会の需要を逃した。相談の8割が従業員5人以下の小規模事業者。57%が資金繰りの相談で、最近は補助金、助成金の相談が多い。

市には国、県の支援策の隙間を埋める支援をしてほしい。他市と比べて見劣りする。

妙高高原商工会

宿泊、宴会のキャンセルが多数を占め、大型連休も休業状態。飲食業、観光関連も連鎖で売上が大幅減になっている。少雪の影響も引きずる。

妙高市の支援策が、他市と比べ不透明でスピード感がない。協力金についての考えも示してほしい。国任せではない情報の提供を望みたい。終息後の観光地の景気対策もやって。従来のプレミアム商品券の補助率10%を、30~50%でやってほしい。

妙高商工会

新型コロナ関係の相談が26件あった。飲食店関係の入り込みは、3月は20%減、4月は60%減。宿泊業は3月30%減、4月60%減。

斑尾地区では道路を挟んだ飯山市が、宿泊業30万円、飲食業20万円の事業継続支援給付金を出している。地域内で格差があり何とかしてほしいという訴えがあった。

妙高ツーリングマネジメント

指定管理者をしている高谷池ヒュッテは、5月末まで休業。その後も全面的な受け入れは無理で、収束を見ながら素泊まりだけでも受け入れていきたい。採算はとても合わないので、市の支援をお願いしたい。

妙高高原旅館連合会

赤倉、新赤倉、池の平、杉野沢、妙高、関、燕の7地域、約120軒で構成している。宿泊業が一番の打撃を受けており、連休前のアンケートで営業しているのは十数軒。大型連休の休業は約70軒、5月末までの休業は20軒、6月末以降までの休業が十数軒だった。国や県から休業の要請は出ていないが、開けていてもほぼ客は来ないので、自主的に休業しているのが現実。

国の施策の前に、地元妙高市内のお客にクーポンを出すなどの支援をしてほしい。

第四銀行新井支店

4月に実施した300弱のヒアリングで、大半に影響が出ている。直接的な影響がない建設業でも、サプライチェーンなどの間接的な影響が出始めている。相談案件は20件弱で、金額では2億5000万円弱。融資はスムーズに進んでいる。

新井信金

借り入れは、返済しなくてはいけないため静観している事業者が多い。宿泊業は、少雪ながら、この地域以上に雪が少なかった所からの流入もあった。これからがますます厳しい状況で、今後飛躍的に相談件数が増えるのではないか。

プレミアム商品券、クーポン券など、様々な業種が好転するような策を練ってほしい。

新井飲食店組合

壊滅的な状況。4月21日に県から時短の要請があり、それからずっと閉めている店がある。休業要請の一部解除で、居酒屋を含む飲食店は対象外になったが、カラオケ、スナックは1か月間、売上がゼロ。高齢化もあり、これから廃業が出てくる。

頸南バス

一般貸切は、2月は前年並みだったが、3月は前年の8.2%、4月は0%で今も予約はほとんどない。路線バスは有恒高校が休みのため、前年を大きく割り込んでいる。

新井タクシー

客が激減し、苦渋の決断で深夜、早朝の営業をやめている。

5月3日から上越市と妙高市のタクシー事業者と飲食店がタイアップしデリバリー事業を始めた。4月20日から、全席にビニールシートを張って営業している。新型コロナを感染させない自助努力をサポートしてほしい。

高原タクシー

平日は通院に使ってもらっているが、ゴールデンウィーク中はまったくだめ。早いうちから飛沫対策で全席にビニールシートを付けている。

アイエムタクシー

上越と新井で売上に差がある。3月の時点では高田エリアで昨年比65.1%、直江津エリアで67.6%、新井エリアで74.9%だった。4月は集計が出ていないが40~45%ほど。昼間の病院通いの客がかなり落ち込んでいる。

デリバリータクシーは、参加店をもう少し増やして利便性を高めたい。

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