上越市のワクチン2回接種86%完了 未接種者対象の「おさらい接種」実施

新潟県上越市は2021年10月7日、市内の新型コロナウイルスワクチンの接種率について、12歳以上の全対象者のうち2回の接種が完了した人は10月3日現在、86.3%になったと発表した。9日に集団接種が終了することから、16歳以上の未接種の人を対象にした集団接種の「おさらい接種」を実施する。

同市によると、12歳以上のワクチン接種対象者17万41人のうち、1回目の接種をした人は90.3%に当たる15万3546人。2回目の接種を終了した人は86.3%の14万6772人となった。接種対象外の12歳未満も含めた、全市民18万7804人(8月1日現在)に対する2回接種率は78.2%。

10月9日の23〜29歳の集団接種の2回目で同市の集団接種が終了することから、都合がつかないなどの理由でまだワクチン接種をしていない16歳以上の市民を対象にしたおさらい接種を実施する。

使用するワクチンはファイザー社製で、1回目は10月24日、2回目は11月14日。会場は上越市役所第1庁舎1階の市民ホール。予約制で1500人に接種する。10月4日時点で市のワクチン接種記録システムに未登録の約1万5000人に対し、8日に案内はがきを郵送し、15日から市のワクチン接種予約システムとコールセンターで予約を受け付ける。接種希望者が1500人を超えた場合は、追加の接種を実施するという。

また市外からの転入者で転入前に接種を済ませた人や、市外や職場などでワクチン接種をした人は市のワクチン接種記録システムに未登録で、今回のおさらい接種の案内はがきが郵送される。このため市は、ホームページからの接種状況の入力やコールセンターへの連絡を呼び掛けている。