4時間36分の超大作 高田世界館で台湾映画「セディック・バレ」を一挙上映

20世紀初頭、日本統治下の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動を描いた映画「セディック・バレ」(2011年公開)が、2015年7月4日(土)~17日(日)、新潟県上越市本町6の高田世界館で上映される。前後編あわせて4時間36分、台湾史上最高額の7億台湾ドルの製作費をかけた超大作を一挙上映する。

台湾映画の超大作「セディック・バレ」
セディックバレ2

台湾のセデック族は、狩猟などをして自由に暮らしていた。しかし日清戦争後、進駐してきた日本軍と戦って敗北する。その後、監視のもとで文明的な生活を強制されるが、若者を中心に不満がたまっていた。日本人警官の横暴をきっかけに、セデック族の若者たちの怒りが爆発、ついに武装蜂起をする。運動会場を襲撃し、武器を奪い、深い山の中で徹底したゲリラ戦を仕掛ける。それは最初から勝利の見込みがなく、部族としての誇りを取り戻すための戦いだった……。

今年4月の「台湾映画祭」で同館が上映した「KANO 1931 海の向こうの甲子園」のスタッフが集結。日本と友好的な側面を描いた「KANO」と、今回上映する「セディック・バレ」は表裏をなす作品になっている。

前売り料金は1部鑑賞券が1000円、2部通し券が1500円。当日券は1部鑑賞券1200円、2部通し券が1800円。シニア、学生、会員割り引きはない。前売り券は、高田世界館、春陽館書店、柿村書店、戸田書店、アコーレ、喫茶プー横丁で発売中。

上映時間は次の通り。

上映日 第1部 第2部
7月4日(土)、5日(日) 午後1時 午後4時
7月8日(水)~12日(日) 午後1時 午後4時
7月18日(土)、19日(日) 午前10時30分 午後1時30分

*初日の1部終了後、上越在住・台湾原住民族出身の周英月さんのトークあり
*7月6、7日、13~17日は休映

↓「セディック・バレ」公式サイト
http://www.u-picc.com/seediqbale/

↓「セディック・バレ」予告編