防毒マスク着用で厳戒態勢 高田図書館で何が..

2011年5月31日、上越市立高田図書館で防毒マスクを付け物々しい装備の人たちが作業をしていた。一体何が起きたのか。

これは、地下書庫に保管されている書物のカビを駆除するくん蒸作業。専門の業者がガスの注入作業を行った。作業は6月3日まで行われ、その間は臨時休館となる。

くん蒸が行われるのは同館によると、およそ8年ぶりという。

古地図や古文書、新聞などを保管する地下書庫に酸化エチレンガスを注入し、虫やかびを駆除する。前日の5月30日から書庫に目張りをするなどの準備をして、5月31日朝、専門の業者がガスマスクを装着しガスを注入。48時間くん蒸した後、6月3日午後に注入したガスを無害化する処理を行い、作業を終える予定。

作業に伴い、期間中は同図書館玄関脇にある図書返却口が利用できなくなるため、本の返却は直江津図書館や各区の分館や分室を利用する。6月4日から通常通りに開館するが、地下書庫の本の貸出は6月7日からとなる。