築後17年なのにもったいない⁉ 「アンニヴェルサリオ」のチャペル解体始まる

新潟県上越市大貫の山麓線沿いにある郊外型チャペル「アンニヴェルサリオ」が昨年末で施設を閉じ、2018年1月中旬から解体作業が始まった。施設を運営していたブライダルハウス(上越市本町2)によると、3月中に解体作業が終わり更地になるという。

解体作業が始まった「アンニヴェルサリオ」(1月26日)
2018-01-26 チャペル解体

施設は上越市本町2の「かねこ貸衣裳店」(現ブライダルハウス)が建設し、2000年8月オープンした。チャペルの高さは32mあり、20mの大理石のバージンロードと、100人が着席できるホールなどを備えた。総工費は約4億円を投じた。夜にはライトアップやイルミネーションを施し、美しい夜景は地域のシンボルになっていた。

地元の金谷地区町内会長会では、施設を無償で譲り受け金谷地区公民館としての活用できないかと土地を所有する上越市に要望していたが、市は改装費用や維持管理費がかかることなどを理由に、昨年末に実現できない旨を同会に回答していた。

金子里子社長は「他にも施設を使いたいという声が寄せられたが、上越市からの借地なので断念せざるを得ない。現在は内部を解体しているが、2月には外観の解体に入る。3月中に更地にして市に返す予定」と話している。

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アンニヴェルサリオ