新潟県上越市大潟区九戸浜に2020年1月26日にオープンする上越市立上越体操場の愛称が「ジムリーナ」に決まった。2019年11月25日、村山秀幸市長が定例記者会見で発表した。
愛称は10月1日から31日まで、全国を対象に郵送やインターネットで募集していた。北は北海道、南は宮崎県まで全国各地から297人591件の応募があり、神奈川県相模原市の会社員、内河裕信さん(59)が応募した「ジムリーナ」が採用された。
市によると、「ジムリーナ」は英語で体操を意味するジムナスティックスの「ジム」に、アリーナの「リーナ」を組み合わせた造語。内河さんは「愛称単体でも体操の専用施設であることが伝わるよう思いを込めた」と説明しているという。
選考は言語表現の有識者や施設利用者、地元関係者によるワーキンググループが行い、シンプルで分かりやすく言葉の響きが良い、呼びやすさや親しみやすさに加え、体操をイメージしやすいとして、最終的に市教育委員会で決定した。内河さんはオープン記念イベントに招待される。
村山市長は「音感を含めて躍動的で体操の雰囲気を感じさせる名前」と評価。「既存の大潟体操アリーナを加えた全国屈指の環境で、競技力向上のほか大会や合宿誘致による交流人口の拡大を目指し、“体操のまち上越”を全国に発信していく」と期待を込めた。
ジムリーナは、新体操・トランポリン・器械体操を中心とした自治体施設としては国内トップクラスの体操専用施設で、県や北信越地区レベルの大会が開催可能。総事業費は23〜26億円。市教委スポーツ推進課によると、建物は今月末完成予定。