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地域医療支え150年 知命堂病院写真展 オーレンプラザで13日まで

2か月前

新潟県上越市西城町3の知命堂病院(森川政嗣院長)が今年創立150周年を迎えたことを記念し、元職員でつくる「大けやきの会」(近藤豊代表)が、病院の歴史を振り返る写真展を高田城址公園オーレンプラザロビーで開いている。明治期の病棟や診察風景、日露戦争で傷病兵の手当をする看護師など貴重な写真約55点を展示する。2021年9月13日まで。入場無料。

オーレンプラザロビーに写真や年表が並ぶ
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同病院は、1871年(明治4年)に瀬尾玄弘(げんこう)氏が創設し、養子の瀬尾原始氏が初代院長を務めた。地域医療のため、医師や看護師の育成、社会事業などに尽力した2人の思いを次代につなごうと、写真展が開かれた。

大けやきの会は、病院の歴史資料を収集、保存するため、病院裏に創設当時から現在までそびえるケヤキから名前を取り、退職者10人で2017年に設立した。瀬尾氏の子孫や、約20年前に閉校した准看護婦養成所の卒業生などから資料を集め、18、19年の同病院祭でも写真展を実施。今回は2回の写真展の資料を合わせ、病院の年表と共に展示している。

明治や昭和の診療風景などを納めた白黒写真
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歴代の病院建物の写真も
20210904知命堂病院写真展2

会場には、明治期の診療風景や昭和初期に新築された病棟の畳敷きの病室など、当時の病院の様子が分かるものをはじめ、准看護婦養成所の生徒や当時の教科書、原始氏が立ち上げた「日本赤十字社篤志看護婦人会高田分会」が直江津駅前の松葉館で日露戦争の傷病兵を手当する様子など、貴重な写真が並んでいる。

会場を訪れた森川院長(69)は「先人の努力と地域の人の理解がありここまで続いてきたと改めて感じた。少子高齢社会の今、地域の医療ニーズをみながら皆さんの要求に応えていきたい」と未来を見据えた。同会事務局で、元看護部長の福澤恭子さん(77)は「医師や看護師としての責任を持って対応してきた先人の想いを引き継ぎ、地域を守ってきたことを写真から感じてもらえたら」と話している。

写真展を開く元病院職員の「大けやきの会」の福澤さん(右から2人目)らと森川院長(右)
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時間は午前9時から午後10時まで。最終日の13日は午後3時まで。