『かわいいマイナーアニマルずかん』発刊! 妙高市の漫画家いぬころすけさん

新潟県妙高市在住の漫画家いぬころすけさん(35)が2022年9月29日、『かわいいマイナーアニマルずかん』をKADOKAWAから発売する。“モフモフなブタ”マンガリッツア、“スタイル抜群なシカ”ジェレヌクなど、あまり知られていない面白い動物27種をかわいい漫画で紹介している。

単行本の2作品目「かわいい マイナーアニマルずかん」

いぬころすけさんは2018年4月、「少年ジャンプ+」で配信されたコメディー漫画「叫べ!!マンドラゴラシャウト」で漫画家デビュー。KADOKAWAのウェブ漫画サイトに連載され好評を得た『アルティメットジャンケン』が2019年12月、待望の単行本として出版された。今回の『かわいいマイナーアニマルずかん』は単行本の2作品目となる。

動物たちの一面を“ちょっと残念”という切り口で描き、ベストセラーになった『ざんねんないきもの事典』に刺激を受け、2021年8月から自身のツイッターに作品の発表を始めた。動物5種20ページ分をKADOKAWAの「第12回新コミックエッセイプチ大賞」に応募したところ、200作の中から見事受賞作に選ばれた。単行本化にあたり、動物科学コミュニケーターの大淵希郷さんの監修で、文章や漫画を大幅に修正したという。

仕事中のいぬころすけさん

本は全ページカラーだが、線描はペンを使い、着色作業のみをタブレット端末で行っている。「手描きの雰囲気はデジタルでは出せない。今後もアナログ感を大事にしていきたい」と話す。

取り上げた動物のうち、ブタの一種「マンガリッツァ」はヒツジのようなモコモコ感がかわいい。ハンガリーでは絶滅寸前のために国宝(国家遺産)になっているが、三つ星レストランで使用されるほど肉は美味だという。作者独自のアイデアで切り込む「おまけまんが」では、「もし西遊記の猪八戒がマンガリッツァだったら」という展開で笑わせる。

いぬころすけさんは「今後も子供が読んでも楽しめるような作品を描いていきたい」と話している。

『かわいいマイナーアニマルずかん』は、Amazonなどで予約が始まっている。全国の書店にも並ぶ予定。A5判、128ページ。1210円(税込み)。電子書籍も発売される。

◇KADOKAWAの公式サイト
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203002112/

◇週刊コロコロで「伝説のいぬたろう」好評連載中

いぬころすけさんは無料のウェブコミックサイト「週刊コロコロコミック」に、『伝説のいぬたろう』を連載中で、人気を呼んでいる。最新の20話まで全作が無料で読める。

ストーリーは、王が支配する混沌の世界が舞台。魔王を討つために、伝説の剣を引き抜いたのは一匹のいぬ。自由すぎるいぬたろうとまじめな魔法剣士グレイブのデコボコ冒険の旅が始まる。

◇連載中の「伝説のいぬたろう」(無料)
https://www.corocoro.jp/episode/316112896818490295


◇「いぬころすけ」公式Twitter
https://twitter.com/ug8711

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