北京五輪メダリスト冨田せな選手が一日警察署長 交通事故防止を呼び掛け

北京五輪スノーボード女子ハーフパイプ銅メダリストで新潟県妙高市出身の冨田せな選手(22)が2022年7月25日、県内で実施中の「夏の交通事故防止運動」(22〜31日)をピーアールしようと、妙高警察署の「一日署長」を務めた。同市猪野山の道の駅あらいで広報活動を行い、ドライバーらに直接安全運転を呼び掛けた。

道の駅あらいで広報活動をする一日署長の冨田選手(右)

「『 さあどうぞ』 笑顔でゆずる 夏の道」をスローガンに、夏休みに入る時期に合わせ、県民に交通事故防止を呼び掛ける同運動。「横断歩行者等の交通事故防止」「疲労運転の防止」「飲酒運転の根絶」の三つを重点に掲げ、県内各地で広報活動を展開している。

冨田選手が同署の一日署長を務めるのは、2019年の同運動以来2回目。同署で委託式が行われ、大竹健一署長は「世界で活躍されている冨田選手の活力と笑顔をモチベーションに変えて、効果的な広報を実施したい」と話し、委託状とたすきを手渡した。

大竹署長(左)から委託状を受け取った

道の駅あらいで行われたオープニングセレモ二ーで冨田選手は、広報活動に参加する同署員や妙高地区交通安全協会員、ボランティアの県立新井高校生を前に「交通事故は一瞬の不注意で誰もが加害者、被害者になってしまう。妙高地域から夏の交通事故防止運動を盛り上げ、事故ゼロを目指していきましょう」と一日署長として訓示した。

オープニングセレモニーで一日署長として訓示

その後、駐車場付近でドライバーらにちらしや啓発品を配り「安全運転をしてください」などと笑顔で呼び掛けた。

ちらしや啓発品を手渡し、安全運転を呼び掛けた

冨田選手は「私自身も運転することが多いので、改めて気を付けたいと思った。夏休みに入ってたくさんお出かけする方も多いと思うので、安全運転をして楽しくドライブしてほしい」と話した。

「安全運転でドライブを楽しんで」と話す冨田選手