アウトドアで子供の自主性育む 妙高高原で「サマーキャンプ」開催 参加者募集中

カヤックやバーベキューなど、ワクワクするような野外でのアクティビティを通して子供たちの自主性を育てる「サマーキャンプ」が、2022年7月24日から実施される。主宰は新潟県妙高市赤倉の「妙高スノースポーツ」で、参加する子供たちを募集している。

「家でゲーム」の子供たちに自然を体験させたい

同社は妙高で13年間にわたり、スノーアクティビティを通した「スノースポーツ・レッスン」を実施してきたが、サマーキャンプは初の試み。きっかけは上越の子供たちとの会話で、自然あふれる環境にいながら「休みの日は家でゲーム。キャンプはやったことがない」という声が多いことにショックを受けたという。

妙高高原で子供たちに自然を体験させるプログラムを行っている

「自身に経験がないことは子供に教えられない、そうして育った子供はそのまた子供にも教えられず、それが未来へつながっていく。自然の中でいろいろな体験をしながら自己成長してほしい」としてサマーキャンプを実施することを決めた。

アウトドアで子供の自主性を育む

行うのは、カヤックやバーベキュー、魚釣りなどのアクティビティを通じた「アウトドアエデュケーション(教育)」。アクティビティを安全に行うにも知識が必要だとし、着火や消火から、水に溺れてしまった時の蘇生法などまで学ぶ。木の棒など自然の中や身の回りにあるものを使って道具を作るなど、災害時に生かせるスキルも身につける。

野尻湖で行うカヤック

対象は6〜15歳で、日程は4泊5日。笹ヶ峰、火打山、苗名の滝などの妙高高原や野尻湖などで、トレッキング、カヤックやサップ、バーベキュー、魚釣り、クラフト制作などを行う。

山間でのトレッキング

アクティビティではチームを組み、仲間とコミュニケーションを取って協力しながら挑戦。その中でリーダーシップや自主性が生まれたり、最後までやり切る達成感を感じたりすることで成長するという。

アクティビティのガイドは外国人スタッフ(日本語もできるバイリンガル)が担当し、基本的にコミュニケーションには英語を使う。子供たちは分かる英語を使ったりジェスチャーも交えながら、意思疎通を行う。

苗名の滝トレッキング

宿泊は施設を利用するが、食事は手作りの土窯を使ったピザ作りやバーベキューなど野外自炊が中心。野菜は近くの有機農園で収穫して使うなど、食事に必要なものを自分たちで確保する体験もある。

5日間にわたってさまざまな経験をする中で、体力を使い、苦労もしながら自分で考える力、行動する力を身につけていくという。

ピザを焼く土窯も製作中

上越の子供たちは半額でOK 参加者募集中

サマーキャンプは夏休みに5回開催予定で、希望の日に申し込む。1回あたり20人を予定しており、全国から受け付ける。

開催日

  • 7月24日〜28日
  • 7月31日〜8月4日
  • 8月7日〜11日
  • 8月14日〜18日
  • 8月21日〜25日

参加費は1人8万9000円。上越地域(上越・妙高・糸魚川各市)からの参加者であれば、4万5000円となるが、事前に「なぜキャンプに参加したいのか」「妙高の自然についてどう思うか」など、子供自身が思っていることを申し込みフォームに記載することが必須となる。

同社では「アウトドアエデュケーションを通して、子供たちの自主性を育むことを目指します。ぜひご参加ください」と話している。

アウトドア体験を通して子供たちの自主性を育てる

サマーキャンプについてはこちら

申し込み等のメールはこちら。参加理由等は、「お子様の情報」欄の「その他の情報・リクエスト」欄に記載する。

宿泊施設「Hotel Silverhorn(ホテル シルバーホーン)」公式サイトはこちら

運営元「妙高スノースポーツ」公式サイトはこちら

電話 080-3247-1850